陽光丸
陽光丸の役割
陽光丸は、浮魚・底魚類の資源生態調査、卵稚仔調査、大型クラゲ等の生物調査、生物環境調査等を行い、我が国周辺水域、特に東シナ海における水産資源の管理、海洋環境の保全、及び水産資源の中国・韓国等との国際共同管理をより迅速かつ効率的、効果的に推進するため建造されました。
日本初となるマルチビーム計量ソナー、ハイブリット式環境センサー付多段開閉ネット、4周波計量魚探システムなど、最新の調査機器を装備し、調査の精度向上と効率化、機器の相互干渉の緩和を図りました。
1機1軸ディーゼル推進方式を採用し、入力クラッチ及び電子制御推進クラッチ組込み型減速機を介して4翼可変ピッチプロペラ及び軸発電機を駆動し、長時間の微速航行を可能とする速度制御機能と操舵機能を備えています。
発電装置は自動化され、運転及び保守作業の簡素化を図りました。
船尾スリップウェイを持つ全通二層甲板トロール船型で、冬季東シナ海においてでも、通常の航海及び調査研究活動が支障なく行える良好な耐航性、凌波性、復原性、推進性及び操縦性を 備えています。
主機関、発電機関、油圧ポンプ等の防振防音対策を行うとともに、機関室及び主船体等の外板内側に制振材を設置したことに加え、居室の個室化や船内分煙も行い外国人調査員や女性調査員の乗船にも配慮しています。
陽光丸の主要目
・速力及び航続距離 ・竣工年月日 |