独立行政法人 水産総合研究センター 西海区水産研究所
イベント情報
ウインターサイエンスキャンプ「魚の名前の調べかた、おいしい食べ方」を開催しました

 サイエンスキャンプとは、大学・公的研究機関・民間企業の研究所等が、夏休み・冬休み・春休みの3日間高校生を受け入れて、科学技術分野において、研究開発の第一線で活躍する研究者・技術者による直接指導を行う、本格的な実験や実習を主体とした、科学技術振興機構主催の科学技術体験合宿プログラムです。

 当所では長崎県総合水産試験場の協力を受け、「魚の名前の調べかた、おいしい食べかた」をテーマにして、全国から参加した高校生10名を対象に冬休み期間中の12月24〜26日に開催しました。(開催案内はこちら

 今回のキャンプでは、魚の形とその多様性、魚の名前はどうやって調べるのか、どういう利用加工法があるのかについて、最先端の研究者からの講義を聞いた後、実際に魚の形態観察・計測、同定(名前を調べること)、魚の利用加工について実習し、結果のとりまとめと発表を行いました。
※魚の利用加工の講義・実習については長崎県総合水産試験場の協力のもと行いました。

サイエンスキャンプの様子(※写真をクリックすると拡大画像が表示されます。)

☆キャンプ一日目(12/24) 開講式、講義(魚の形態と多様性、魚の利用加工)
秋山所長による開講の挨拶
魚の形態と多様性の講義
魚の利用加工の講義

☆キャンプ二日目(12/25) 魚の形態観察・測定実習、陽光丸見学、魚の利用・加工実習
魚の形態観察・測定実習
調べた結果をメモする参加者
検索表を用いて同定した結果を記入
漁業調査船「陽光丸」の見学
三航士から概要説明がありました
甲板で装置の説明を受ける参加者達
利用加工実習は2班に分かれ行いました
「加熱ゲルの物性」の実験
すり身を調製・袋詰め、異なる温度で加熱
加熱ゲルの破断応力・破断凹み測定
「筋肉タンパク質の溶解」の実験
ホモジネートにNaClを加え溶解を確認

☆キャンプ三日目(12/26) 実習結果のまとめ、発表とディスカッション、閉講式
魚の形態観察・測定の実習結果の発表
魚の利用・加工の発表前打ち合わせ
実習の説明と結果・考察の発表(1班)
実習の説明と結果・考察の発表(2班)
サイエンスキャンプ修了証
閉講式(修了証の授与)
参加者達から感想が述べられました
参加者達からお礼の色紙を頂きました
全体写真

プログラム関連Webサイトの紹介:
 長崎県総合水産試験場
  http://www.marinelabo.nagasaki.nagasaki.jp

 ☆サイエンスキャンプの詳細については、以下のサイエンスキャンプHPをご参照ください。
  http://ppd.jsf.or.jp/camp/