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- 体は円筒形に近く,ドクサバフグに比べるとやや細長い。
- 尾鰭は中央部が円味を帯びて突出し,上下両葉の隅角部が乳白色,他は黒色。
- 背,腹両面には小棘がある。背面の小棘は鼻孔部から胸鰭の中〜先端部までの体背面まで,腹面では喉部,胸部および腹部(肛門のやや前方)まで分布する。
- 全長15cm以上のものでは尾椎骨に骨瘤をもつ個体が増加し,20〜30cmの範囲では約95%,それ以上では100%が骨瘤を具える。
- 体の背面は緑を帯びた灰褐色で,腹面は白色。体側には金〜銀色の光沢がある。臀鰭は白,胸鰭は暗色。
- 全長40cmに達する。




本種は北海道南部の太平洋側,九州西・北岸,東海,南海,インド洋に分布する。以西漁場ではカキノセ付近から台湾北部に至る海域に分布し,黄海域には極めて少ない。主分布域はクチミノセ南部から台湾北部にかけての大陸棚縁辺で,水深100〜120mの中層である。本種は沖合性であるが,今まであまりみられなかった八重山群島沿岸にも多く見られるようになり延縄,1本釣などに被害がでている。
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