• 体はやや細長い円筒状で,体表は小棘がなく円滑。
  • 体背面は灰褐色〜褐色で,大小不規則の円形と虫食状の白色斑が多数散在する。胸鰭後方上には褐色〜暗褐色の大型紋があり,その縁辺は虫食状の白色斑で縁どられる。また,尾鰭の下縁と臀鰭は白色。体の腹部側方に1黄色縦走帯がある。
  • 全長40cmに達する。

*九州沿岸のものは,黄海産のものに比べ白色斑が大きい。

 

岡山県から玄海,長崎,有明海,朝鮮半島西岸,渤海,黄海,東海北部に分布する。以西漁場では山東半島の成湾沖合から江蘇省北部の海州湾沖合にかけての黄海中央域で多獲される。なかでも海州湾沖合は,最も魚群密度が高い。本種はやや沿岸性で,特に,春は潮流が緩慢な内湾および河口域に向って移動し産卵する。産卵後は再びやや深い沖合域にもどる。本種は主に砂泥質の海底近くに多い。


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