椎体に形成される輪紋が年輪に相当するとすれば,第1輪の体盤幅は12〜16cm,第2輪は22cm前後,第3輪は約27cm,第4輪は33cm,第5輪は37cmとなる。以西漁場では2〜4輪群(2〜4年魚)が主に漁獲されている。寿命は5〜6年と考えられる(石山・岡田1956)。

産卵期は秋〜早春で,盛期は11〜12月である。生殖期における左右の卵巣内には7〜8個の大型の卵(直径20mm前後)がみられる。この他にも大小さまざまな卵群が認められる。
左右の卵巣から排卵された卵は受卵孔で受けられ,おのおの左右の輸卵管を下降する。卵は輸卵管の途中にあり,卵殻腺で角質の卵殻をかぶる。この卵殻は排卵のおこる以前にその後の部分の約半分がすでに形成されている。受精は受卵孔から卵殻腺に至る間で行われるものと考えられている。通常1つの卵殻には1個の卵が入っている。生殖期の卵殻腺は肥厚し,内部はよく発達したひだ状で,表面には分泌細胞が並んでいる。受精卵は,卵殻腺に続く輸卵管膨大部には長く留まらず総排泄孔より体外へ排出される。卵殻の完成には約48時間を要する。排卵の間隔は5〜6週間かかって5〜6日ごとに卵殻を排出するといわれる。卵殻は長方形で,その4隅から長短2種の角が伸びている。角を除く長さは50〜65mm,幅は35mm前後である。殻は数層よりなる膜状繊維からなる。排出後約3〜8カ月でふ化する。産卵後冬期の室内温度下では約3カ月を要するといわれる。卵殻から出た直後の稚魚の体盤幅は約50mmである。
 

 


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