東海産ハモの捕食率は6〜7月の産卵期に低く,8〜9月に高い。餌はすべて動物性 で,エビ,カニ類が45%,魚類36%,イカ・タコ類19%の割合で摂餌していたといわれる。なお,本種は成長に伴いエビ・カニ類を捕食する割合が減じ,タコ・イカ類を多く摂るようになる。また,頭胴長40cm以上になると魚類を食べているものが多く,摂餌率は80%におよぶ。餌生物の胃内出現割合は時刻によって相違し,魚類と甲殻類は日出・没時に高く,頭足類は昼間に多く出現する。摂餌の活発な時刻は日出・没時をはさむ1日2回(16〜18時と6〜8時)認められる(野中1956,岡田1970)。


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