本種の生物学的知見は乏しく,成長についても明らかにされていない。南海で漁獲される本種の体長は一般に10〜18cm,最大で約30cmである。これらの年齢組成は1〜3年魚といわれる(成ら1964)。
東海産ヒレコダイの産卵期は冬期であるが,産卵場は明らかでない。 南海における本種の産卵期は石湾沖合(広東北部)で12〜1月,広州湾沖で(広東省南部)1〜2月,北部湾では1〜2月である。北部湾の魚群は11月ごろ沿岸域へ向って移動を始め,12〜1月に北海や企沙一帯の水深5〜25mの沿岸で産卵する。
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