以西底びき綱による1949〜’51年までの年間漁獲量は(ミシマオコゼ,アオミシマ,ヤギミシマも混入),それぞれ5,600トン,5,150トン,4,900トンで,漁獲量順位も10位前後で高い水準にあったが,1970年代にはいり,資源の減少に加え,以西底びき網はこれまでのグチ類,タチウオ,ミシマオコゼ類などのつぶし物対象からタイ類,マナガツオ類,イカ類などの総菜物を対象とする操業に切りかわったため,最近の漁獲量は数トン〜70トン程度に低落している。
肉は不味といわれ,練製品の原料とされる。

*調査船によるミシマオコゼ類の漁獲割合は,ミシマオコゼ+キビレミシマが最も多くて75%,次い でアオミシマ16%,ヤギミシマ9%弱で,サツオミシマは0.1%にもみたない。


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