以西底びき網漁業の統計では,本種とカンダリは一括して取り扱われている。1960年代のカンダリ属の漁獲量は200〜400トンの間を上下していたが,最近では10〜110トン程度まで減少している(以西漁場におけるカンダリ属2種の漁獲割合は,メブトカンダリ80〜95%,カンダリ5〜20%と推定されている)。これは,本種に対する利用度が低下したことも一因と考えられる。漁期は12〜3月である。韓国西岸では主に鮟鱇網で漁獲される。この海域での盛漁期は産卵期にあたる6〜7月である。 わが国では練製品の原料とされるが,商品価値は低い。韓国では“朝鮮潰”の調味料とされる。
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