以西底びき網による漁獲は700〜1,200トンで,漁期は11〜3月である。

コイチなどニベ科の魚は腹腔壁筋肉と鰾によって音声を発するが,これは一連のパルス音よりなる軋み音で,雌雄によって異なる。本種の腹腔壁筋肉は鰾が完成されてから形成されはじめ,雄が体長12cm,雌が14cmで顕著な発達をとげ,この時期から鳴きはじめる(竹村ら1978,田北1974)。
刺身,煮つけ,焼魚,練製品の原料となり,美味。


BACK(戻る)