平成17年度西海ブロック水産業関係試験研究推進会議
亜熱帯水産業研究部会報告書


 
会議責任者 西海区水産研究所長


1 開催日時及び場所 日時 平成17年11月10日(木) 9:30〜12:35
場所 西海区水産研究所 大会議室(長崎市)    

2 出席者所属機関及び人数 3機関  18名


3 結果の概要
議 題 結果の概要
1.開会
 西海区水産研究所石垣支所長が開会を宣言。

2.挨拶
 同研究所長から最近の情勢および部会開催の趣旨について説明。
3.座長の選出
 座長に石垣支所長を選出。

4.協議事項
1)試験研究の実施状況に関すること
 出席した3機関から、実施中の調査・研究課題について概要説明と意見交換を行った。

2)試験研究の成果に関すること
 研究成果情報の候補として、沖縄県水産試験場から「沖縄周辺海域のソデイカの分布・移動・産卵」、石垣支所から「サンゴHSP70遺伝子の全長クローニングと発現解析」の合計2課題が提出され、各機関から説明があった。意見交換の結果、両成果とも、一部表現を修正の上、研究成果情報候補として西海ブロック推進会議へ上げることとした。

3)試験研究のニーズと具体的な取り組みに関すること 17年度研究ニーズ
ア)「ハタ類(スジアラ)の種苗生産における初期減耗防除」については、想定される連携先である八重山栽培漁業センターが、初期摂餌で重要な環境要因や給餌方法等について研修等の受け入れや情報提供が可能であることから、この方向で対応することとした。
イ)「沖縄県在来および外国産クビレヅタのDNA解析による分類学的研究」については、石垣支所が他機関の研究者と連携を取りつつ当該研究への取り組みに向け検討することを対応方針とした。

平成14〜16年度研究ニーズ
 これまでの対応状況を説明し、以下のように整理した。
ア)マチ類に関するニーズ:継続
イ)熱帯性魚介類の性成熟等に関するニーズ:終了
ウ)ソデイカに関するニーズ:終了
エ)魚病と餌料関係のニーズ:終了(養殖関係特別部会へ受け渡し)

4)その他必要と認められる事項に関すること
 資源関係では、マチ類に関する調査・研究について、各機関から概要と問題点の紹介するとともに、資源回復計画に係る予算要求について、現状を確認し今後の予算要求での方策等について協議した。
 増養殖関係では、シロクラベラを対象に石垣支所・八重山栽培漁業センター・沖縄水試八重山支場などが参画するプロジェクト研究が提案中であること、オキナワモズクについて沖縄水試と石垣支所との間で今後情報交換を密に行っていくことになったことから、それぞれについて連携の方向を確認した。


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