西海ブロック推進会議漁業資源部会・海洋環境部会
合同会議報告書


会議責任者 西海区水産研究所長


1 開催日時及び場所 日時 平成16年12月14日(火) 13:30〜17:00
場所 西海区水産研究所 中会議室

2 出席者所属機関及び人数 9機関  20名


3 結果の概要
議  題 結 果 の 概 要
1.開 会
 西海区水産研究所東シナ海海洋環境部長が開会を宣言。
2.挨 拶
 同研究所長から最近の情勢および部会開催の趣旨案について説明
3.座長の選出
 東シナ海漁業資源部長を座長に選出。
4.協議事項
1)試験研究に関すること  各県および西海区水産研究所の研究課題を一覧表として提示するとともに、重点課題についてそれぞれ説明を行い意見を交換した。

2)試験研究の成果に関すること

 漁業資源分野の成果が5件、海洋分野が3件提出された。議論の結果、1件は水産工学特別研究部会へ送付し、また1件は参考資料とし、次の6件を推進会議に提出することとした。
・山口県日本海沖に産するマフグの移動・回遊(山口県水産研究センター)
・小型底びき網漁獲物の高付加価値化を目指して(福岡県水産海洋技術センター)
佐賀県玄海域におけるケンサキイカの生態について(佐賀県玄海水産振興センター)
計量魚群探知機を用いた浮魚類の現存量推定(西海水研)
フェリー観測による沿岸海域のモニタリングと当該データから解析した薩南海域の海況変動(鹿児島県水産技術開発センター)
東シナ海における植物プランクトンに対する動物プランクトンの摂食圧(西海水研) 

3)試験研究のニーズと具体的な取り組みに関すること
 今年度における研究ニーズについては、12件提出されたが、内4件は取り下げ、1件は海区水産業部会で検討することとなり、資源・海洋部門に共通する事項2件、資源部門事項5件を合同部会で取り上げることとした。これらのニーズを性格、解決の出口の可能性、それぞれの観点から分類・整理した結果、@水産庁事業を通じて対応を行うのが適当なもの(4件)については、県からだけではなく西海水研や水研センター本部からも要望する、A県で対応を行うのが適当なもの(1件)については西海水研が情報提供や指導・助言を行う、B広域で対応を行うのが適当なもの(2件)については次のとおりとした。
・「ケンサキイカ資源」については佐賀県が中心となって取り組める課題を整理した上で、関係各県にWGへの参画を要請する。
・「環境変化による生物生息状況の変化」については今後もモニタリングを継続していくことを関係各県で申し合わせた。

4)その他必要と認められる事項に関すること
 昨年度の推進会議での合意を受け実施した海洋観測に関する現況アンケート調査についての取りまとめ結果が提示された。各県からの状況報告を受け今後の対応について議論を行った結果、17年度は次のことを行うこととした。
・補助事業の交付金化に伴う各県17年度の海洋観測関係予算の16年度予算との比較についての取りまとめ
・予算の仕組みの変化により定線調査に実際にどのような影響が生じたかの取りまとめ

5.その他  特になし。

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