独立行政法人 水産総合研究センター 西海区水産研究所
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 長崎出島サイエンスカフェでの講演

 平成20年6月27日(金)、長崎市の史跡「出島」内の旧長崎内外クラブで「長崎出島サイエンスカフェ 第2シリーズ:ながさきの海と食糧」の3回目の講演が開催され、鈴木主任研究員(資源培養研究室)が「貝柱の太る海〜小長井町のタイラギ〜」をテーマに講演しました。講演は約15名の方が聴講されました。

 講演の前半では、タイラギがどんな貝かについて、砂の中に潜る様子を撮影した映像などを用いてアサリとの潜り方の違いや産卵・幼生・稚貝時期の特徴、タイラギのろ水能力などを説明しました。
 後半では、小長井町の海水と他地域の海水の性質(植物プランクトンの量など)の違いを、実際に海水のろ過実験を行いながら説明しました。そのほか、タイラギの中間育成方法なども紹介しました。公演中や休憩時間の合間には、参加者の方が熱心に質問されていました。

 今回の「長崎出島サイエンスカフェ」は、長崎大学と長崎市中央公民館が主催して、長崎水産研究三機関連絡会議(西海区水産研究所、長崎県総合水産試験場、長崎大学環東シナ海海洋環境資源研究センター)が後援しています。

右手の建物が旧長崎内外クラブ(出島内)

講師の紹介(右側が鈴木主任研究員)

海水のろ過実験

タイラギ