大型クラゲ(エチゼンクラゲ)が毎年のように日本沿岸に出現し、特に有明海は、大型クラゲの発生源水域と考えられている中国沿岸、黄海と海洋環境が類似しており、かつ大型クラゲと近縁であるビゼンクラゲ、ヒゼンクラゲ等がもともと生息していることから、大型クラゲが定着・繁殖するのではないかとの懸念が生じています。
そこで、水産総合研究センター西海区水産研究所では、有明海における大型クラゲの定着・繁殖について実態を明らかにするために、福岡県水産海洋技術センター、佐賀県有明水産振興センター、長崎県総合水産試験場、熊本県水産研究センターと共同で調査船調査により、大型クラゲ幼若個体の採取を試みるとともに、有明海の環境状況について調査を実施しております。調査点、ネット調査の概要、各機関の分担は下図の通りです。
調査は2007年4〜8月の各月初旬に行いましたが、大型クラゲの成体および幼若個体は発見されませんでした。水温、塩分、クロロフィル、濁度の情報、クラゲ類の同定結果は各月の調査結果をご覧下さい。
2007年4月調査結果(PDFファイル:86KB)
2007年5月調査結果(PDFファイル:91KB)
2007年6月調査結果(PDFファイル:90KB)
2007年7月調査結果(PDFファイル:91KB)
2007年8月調査結果(PDFファイル:92KB)
|