タイラギ人工種苗生産技術にかかる技術講習会を開催しました
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主催者代表挨拶(青野西海区水産研究所長)
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タイラギ種苗生産に関する講義の様子
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スライドによる採卵用親貝の説明の様子
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採卵手法に関する説明の様子
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※写真をクリックすると拡大画像が表示されます。
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【タイラギ人工種苗生産技術にかかる技術講習会を開催しました】
平成30年4月25日(水)に、当所長崎庁舎において、「タイラギ人工種苗生産にかかる技術講習会」を開催しました。
有明海におけるタイラギ資源を再生するため、産卵親貝を再生させるための人工稚貝放流・移植、広域的な浮遊幼生ネットワークを形成することが重要といわれています。本講習会は、タイラギ人工種苗技術の移転と今後の連携について関係機関と幅広く技術交流と意見交換を通じて連携するため、当所が実施している二枚貝資源緊急増殖対策事業の一環として開催したものです。
講習会には有明沿岸4県(福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県)のタイラギ担当者のみならず、行政機関の皆様にもご参加いただき、盛大に行われました。まずは大会議室において、座学として長崎県総合水産試験場の桐山隆哉科長、瀬戸内海区水産研究所の伊藤篤主任研究員、当所の橋本和正主任研究員からそれぞれタイラギ種苗生産に関する現状について講義がありました。
講義終了後は、飼育実験棟へ移動し実技講習を行いました。当所の圦本主任研究員より親貝の成熟から採卵までの実施状況と具体的な作業の流れ、注意点について説明しました。続いて、橋本主任研究員より浮遊幼生飼育の概要について説明を行い、飼育上の問題点や注意点について、関係者間で熱心に質疑応答がなされていました。
ご参加いただいた皆様には、今回の技術講習会を通して、困難度が高いといわれるタイラギ人工種苗生産へ果敢にチャレンジいただくとともに、秋頃には待望のタイラギ人工種苗が好調に生産できることを関係者一同楽しみにしております。 |