1 | 会議の日程と出席者 |
2 | 会議の概要 |
3 | 研究課題の評価結果 |
4 | 14年度指摘事項等のフォローアップ状況 |
5 | 15年度指摘事項等 |
6 | その他 |
7 | 15年度研究評価部会の開催状況 |
開催場所 : 西海区水産研究所大会議室
出 席 者 :
外部評価委員 | 槌本 六良(長崎大学水産学部長) | ||
本田清一郎(福岡県水産海洋技術センター所長) | |||
松尾 敬世(長崎海洋気象台長) | |||
三好 達夫(NHK長崎放送局長) | |||
岡村 一弘(長崎魚市株式会社専務) | (敬称略) | ||
当所の出席者 | 所長 小林 時正 | ||
企画連絡室長 芦田 勝朗 | |||
総務課長 木村 重人 | |||
東シナ海漁業資源部長 堀川 博史 | |||
東シナ海海洋環境部長 宮地 邦明 | |||
海区水産業研究部長 中村 好和 | |||
石垣支所長 玉井 恭一 | |||
企画連絡科長 皆川 恵(事務局) | |||
総務課長補佐 瀬川 幸人(事務局) |
議 題
|
結 果 の 概 要
|
挨 拶 等 | 当所所長から、水産業の動向、水産総合研究センターの評価の仕組み及び本会議の位置付けの説明、当所の15年度の概要等に関する挨拶をした。外部評価委員及び所内出席者の紹介の後、座長に槌本六良長崎大学水産学部長を選出した。 |
議 事 (1)所の概要について (2)14年度指摘事項 に対するフォローアップについて (3)研究成果について (4)所の運営について (5)講評 |
企画連絡室長から組織、予算、業務概要、研究の重点化、15年度の主要な出来事など当所の概要について説明した。 14年度機関評価会議で指摘のあった、ニーズの高い研究への重点化、一般にわかりやすい広報、前年度の数値との比較による評価方法等に対する当所の対応方針、その後の対応状況及び評価への反映について説明した。 評価対象課題31課題の中から3研究部並びに石垣支所から代表的研究成果を1課題ずつ説明した。 平成15年度年度計画の該当事項に沿って、運営実績を説明した。研究課題については研究評価部会での小課題の評価結果及び中課題評価について概要を説明した。15年度研究推進方策について、東シナ海の漁業資源調査・研究、有明海・八代海漁場環境調査・研究、亜熱帯海域におけるサンゴ礁の保全と修復に関する調査・研究の3研究領域の概要を紹介した。所長より16年度の運営方針について、中期計画の項目に沿って具体的推進方向を紹介した。 各委員より研究者の育成、関係機関とのさらなる連携、研究成果の普及、利活用の促進、地域の中核研究機関としての今後の活躍への期待等について講評があった。 |
3 研究課題の評価結果(年度計画第2の1の小課題のS・A・B・Cの個数を記載)
S |
4個
|
|
A |
26個
|
|
B |
1個
|
|
C |
0個
|
(1)外部委員の主な意見
外部評価委員の主な意見
|
対応方針と実施状況
|
ニーズの高い研究を重点的に進めていただきたい。 | 対応方針:有明海問題への対応としてプロジェクト研究「有明生物」を実施し、成果を上げている。社会的な要請の強い研究ニーズについては、今後とも所をあげて取り組んで参りたい。 実施状況:研究ニーズの高い有明海・八代海問題への対応のため、15年7月に有明海・八代海漁場環境研究センターを立ち上げた。また、有明海・八代海や亜熱帯域の研究を積極的に推進するため、関係試験研究機関と共同で農林水産技術会議の競争的研究資金へ応募した。 |
一般を対象としたわかりやすい広報に今後とも取り組んでいただきたい。 | 対応方針:ホームページをより親しみやすくするよう改訂作業を進めている。庁舎移転に伴い、一般公開を充実させたい。 実施状況:ホームページをより親しみやすく、わかりやすいよう改訂した。一般公開を長崎大学付属海洋資源研究教育センター、長崎県総合水産試験場と共同で開催し、これまでの5倍程度の来場者数があった。 |
研究所の機関評価の方法が不明確である。前年度のデータを示すなど工夫が必要。 | 対応方針:研究所機関評価において実績をどう評価するかについて、前年度実績との対比も含め、検討する。 実施状況:15年度研究所機関評価会議において、定量的実績について14年度データとの対比を行った。 |
(2)改善方策
改善を要する問題点等
|
すでにとった措置
|
今後検討するもの
|
研究資源の重点配分、競争的環境の醸成について、引き続き努力が必要。 |
所長指定の重点領域への課題を募集し、研究予算を重点配分するとともに、所内プロジェクト研究、シーズ研究を通じ、競争的環境の醸成を図った。 |
研究課題評価結果を次年度一般研究予算へ引き続き反映させる。
|
論文公表に努力すること。 | ハード面からバックアップを図るべく、15年度中には新庁舎のすべての施設の整備を終了すべく努力している。 |
個人業績評価を導入し、論文公表を督励する。 |
(1)外部評価委員の主な意見と対応方針等
外部評価委員の主な意見
|
対応方針と実施状況
|
地域水産関係試験研究機関とさらなる連携を図ってもらいたい。 | 対応方針:有明海・八代海漁場環境センターを立ち上げ、地域水産試験研究機関との連携強化のための体制を整えたところである。今後亜熱帯域重要魚種の資源回復計画等も含めて、関係機関との共同調査、研究を通じてさらに連携を深めて参りたい。 実施状況:16年度水産庁委託事業を通じた連携強化を図っている。 |
地域の特性を生かした研究、長期的視点に立った研究を進めてもらいたい | 対応方針:有明海・八代海など沿岸域を対象に地域に密着した調査、研究をさらに進めて参りたい。また、温暖化対策として東シナ海の環境モニタリングを強化して参りたい。 実施状況:西海ブロック水産業関係試験研究推進会議に有明海・八代海特別検討会を設け、共同研究を進めている。東シナ海の環境モニタリングの中国との協力体制作りを推進しているところである。 |
研究者の能力向上・育成に計画的に取り組んでもらいたい | 対応方針:若手研究者を対象に学位取得を督励している。また、研修・留学等には計画的に取り組んで参りたい。 実施状況:社会人を対象にした大学院への入学を積極的に奨励しているところである。 |
(2) 評価結果の反映方法(すでにとられた措置と今後予定している措置に分けて記載)
改善を要する問題点等 | すでにとった措置 | 今後検討するもの |
研究成果をいち早く公表するなど、研究成果の普及・利活用に積極的に取り組むこと | ホームページを通じた研究成果の迅速な公表に取り組んでいる。 | 施設公開時に研究成果をわかりやすく展示するなどして地域における広報活動を強化する。 |
外部資金の獲得にさらに努力すること | 農林水産省や文部科学省の競争的資金へ応募するなど外部資金の獲得に努力している。 | 水産庁の新規委託事業の獲得を目指すとともに、農水省等のプロジェクト研究に積極的に応募して参りたい。 |
問題点: | 水研センター内での研究課題評価の扱いに混乱がある。 |
理由: | 水研センター評価会議等運営要領では研究所機関評価会議で研究課題評価に関する資料について、審議し、評価するとしている(第24条)。一方、研究課題(小課題及び当該研究所で完結する中課題)については、研究評価部会で評価するともしている(第36条)。このような二重の手続きは混乱を招く。 |
対応案: | 研究課題の評価についてはすでに研究評価部会において外部評価者(専門家)により実施されているので、二重に評価することは不合理であり、研究所機関評価会議では扱うべきでないと考える。研究所機関評価会議では研究評価部会の結果の報告ならびに成果の紹介を行うのが適当である。 |
研究評価部会名
|
開催日
|
開催地
|
主催者
|
評価委員
|
東シナ海漁業資源部会 | 16年2月9日 | 長崎市 | 東シナ海漁業資源部長 | 夏苅 豊 (長崎大学水産学部教授) 山本 憲一 (長崎県総合水産試験場海洋資源科長) |
東シナ海海洋環境部会 | 16年1月20日 | 長崎市 | 東シナ海海洋環境部長 | 石坂 丞二 (長崎大学水産学部教授) |
海区水産業研究部会 | 16年1月19日 | 長崎市 | 海区水産業研究部長 | 鬼頭 鈞(水産大学校教授) |
石垣支所研究評価部会 | 16年1月28日 | 石垣市 | 石垣支所長 | 藤本 裕(沖縄県水産試験場八重山支場長) |