この分類チャートは,2007年3月に作成されたものです。 更新された分類チャートはこちら ※各ボタンをクリックすると、さらに詳しい情報や細部写真のページに進みます! |
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1.藻体下部の葉や枝が下部方向に反曲して生じ、葉の縁辺の鋸歯は葉の中肋に達する ・・・・・・・ウスバモク | ||||||||||||||||||||
1.藻体下部の葉や枝が上もしくは横方向に生じる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2.へ | ||||||||||||||||||||
2.付着器から生じる主枝には刺があり、葉は又状に数回分岐するものもある ・・・・・・・・・・・・・・・・キレバモク | ||||||||||||||||||||
(又状に分岐する葉に,縞状の濃淡模様がある) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キレバモクトラ模様 | ||||||||||||||||||||
2.付着器から生じる主枝の表面は滑らかである ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3.へ |
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3.生殖器官は雌雄同株である ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4.へ | ||||||||||||||||||||
3.生殖器官は雌雄異株である ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6.へ |
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4.主枝は細く滑らかで、藻体は60cm以上になる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5.へ | ||||||||||||||||||||
4.主枝は滑らかかゴツゴツと隆起し、まれに刺を生じる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ツクシモクタイプ | ||||||||||||||||||||
5.藻体は細く柔らかく,1m以上になる場合がある ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マジリモク | ||||||||||||||||||||
5.藻体は数十cmで,1m以上にならない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シマウラモク | ||||||||||||||||||||
6.葉は披針形(葉柄に近い部分の幅が最も広い)で先端は尖り、縁辺は波打ち鋸歯がある ・・・・・・コブクロモクタイプ | ||||||||||||||||||||
6.葉はヘラ形(先端近くの幅が最も広い)から長楕円形(中央付近の幅が最も広い)で先端は尖らない ・・・・・・・・・・・・・・・7.へ |
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7.藻体下部の葉の質感が厚く,縁辺にはあまり鋸歯がない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コナフキモクタイプ | ||||||||||||||||||||
7.葉の縁辺には鋭い鋸歯が並び、葉の先が杯状に分岐する場合もある ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8.へ | ||||||||||||||||||||
8.葉の質感が薄く小さく、側枝がよく発達する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ナンカイモクタイプ | ||||||||||||||||||||
8.葉の質感が厚く鋸歯が鋭く発達し、側枝は短い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フタエトサカタイプ | ||||||||||||||||||||
【種が明確なもの】
採集されたホンダワラ属のうち、種まで同定できたものは上表の4種類でした。既存の分類基準で同定できないものは、形態や生態の特徴に基づいて5タイプに識別しました。各タイプには、最も形態の類似する種名を取って“○○タイプ”という暫定的な名称を付けています。今後の研究の進展によって、各タイプが既存の種類の変異の幅に収まったり、複数のタイプが同一種とされる可能性もありますが、あるタイプが複数の種類に分けられる可能性は極力小さくしています。一種類と考えて調査を進めていたものの、後になって2種混じっていたことが判明すると、せっかく蓄積したデータも有効なものにはなりません。上のチャートではこの危険性を極力排除しており、本チャートに基づいて種やタイプを識別し、各種の調査・研究を進めていけば、将来分類学的な検討が行われた後も、有効な情報として生かしていくことができます。種別の入植年や分布範囲を過去に遡って追跡することも可能でしょう。 |
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