平成20年1月16日(水)、鹿児島市で開催された第54回鹿児島県青年・女性漁業者活動実績発表大会において、吉村沿岸資源研究室長が「藻場とイセエビとの関係」について研究報告を行いました。
報告では、イセエビの浮遊幼生期から着底期までの特異的な生態や、底生生活初期における藻場との関係、九州のイセエビ資源量の減少に藻場の変動や異変が関与している可能性などを紹介しました。会場からは、イセエビ資源の減少を食い止める方策や、奄美大島などでの重要種であるカノコイセエビの生態に関する質問がありました。
今回の研究報告は、水産総合研究センターで行っている出前講義の一環として行いました。出前講義とは、当センターで行っている研究開発の現状などを理解していただくために、当センターが漁業者の皆さんを始めとする水産関係者の方々向けに実施しているものです。