付表1                                                           
  平成16年粘質状浮遊物発生状況              西海ブロック水産業関係試験研究推進会議有明海・八代海特別研究部会
       福 岡 有 明      佐 賀 有 明       長 崎 総 合 水 試
 熊 本 水 研 セ ン ター
 4/21
 


 
・島原沖で確認(有明町漁協刺し網;5/7 現況報告会での情報)。
 4/24
 

 

 
・島原漁協「かし網」(雑魚刺し網)で、付着があった(5/7の情報)。
 
 4/30
 

 
・大浦漁協からつなし網に浮遊物が付着しているとの連絡有り
 

 
 5/2
 

 

 
・島原漁協「小型底引き網」で付着確認(5/7の情報)。
 
 5/4

 


 


 
・島原漁協「タイ網」、「クツゾコ網」、「カニカゴ」、「釣り」で付着が見られ、操業を見合わせたりしている(5/7の情報)。

 
 5/6


 



 
・太良と筑後川河口を結ぶライン以南の海域で濃密な分布が確認されるようになった(県の調査)。  ・島原漁協「キス流し網」付着がひどく休業(5/7の情報)。
・布津漁協から発生情報(2〜3日前から、刺し網・篭が汚れている)。



 
 5/7









 










 










 
・島原市三会〜漁協本所前にかけての沖合の潮目で塊・糸状のもの確認(県の調査)。
・瑞穂漁協での情報
  潮目に塊を確認。刺し網への付着も多い。
・有明町漁協での情報
  土黒沖で塊を確認。
・小長井町漁協での情報
  刺し網に絡んで漁にならない。
  海底近くの篭に大量に絡んでいる。
(浮遊物は、岸側から沖に向けて、西から東に向けて広がって来ているようだ;現況報告会で)
・長洲町沖に粘質状浮遊物が小規模に点在しているのを確認(県の調査)。








 
 5/8


 



 



 
・島原半島北部国見町沖から有家町南部まで調査。小長井沖から島原沖の広範囲に発生。

 
・有明町島子漁協から5月8〜12日頃にかけ水深3〜5mの地先海域で暗褐色浮遊物が磯建網に付着するとの情報があった。
 5/9
 

 

 
・島原市漁協から、「クツゾコ刺し網」に付着があり、網が揚がらないとの情報。
 
 5/10




PM 沖端ガザミ漁業者から情報
・今日の網上げの時に付着
・昨日まではなし
・ゼリー状の物質
・網が上がらないほどではない
・四本鋼管と一本鋼管の間で東側に多い14:50〜16:00(満潮→干潮)に調査実施
・柳川〜大牟田沖
・いずれの区域でも浮遊物は確認できず
・ガザミ漁業者から情報のあった場所でプ ランクトンネット全層引き
 →コシノディスカス属のケイ藻が認められたが、ゼリー状の構造は認められなかった。
・大浦のシャコ篭に付着し、底面は網の目が詰まるくらい (情報)。















・八代海では、確認できず(県の調査)。
 5/11


AM 大和エビ刺網漁業者から情報
・今日の網上げの時に付着
・昨日まではなし
・状況は上記カニ網漁業者と酷似
・有区第34号〜赤ブイ間の底層
PM 沖端ガザミ漁業者から情報
・昨日と同じく網にゼリー状の物質が付着するが、量は減っている
PM 沖合モニタリング調査
・諫早湾〜三池港沖で広く浮遊物を確認
・湾中央部と三池沖で濃密
・直径15〜30p(最大50p)程度でパッチ状に分布
・福岡県海域にはほとんどない
・採水、検鏡結果、昨年の浮遊物と構造が類似(もずく状の物質に泥、プランクトンが付着)
・昨年初認時(H15.5.7)よりも個々の浮遊物は小さい傾向にある
PM 漁場保全調査
・最南部の調査点(熊本県海域との境界付近)のみ浮遊物を確認
・その他の点(沿岸部)にはない
・644鋼管から沖神瀬にかけ筋状の浮遊物を潮目で確認(県の調査)。
 503鋼管付近で表層において10〜15cmの塊を散見(県の調査)。
 428号鋼管において、ぺらのまきあげによる筋状の浮遊物を確認(県の調査)。
























・荒尾市〜長洲町と熊本港沖及び宇土半島西沖に点在しているのを確認(県の調査)。

 5/12



AM 生物モニタリング調査
・農区〜三池島〜大牟田地先〜大和地先〜柳川地先にはなし
・底質サンプリング、水質測定機器等にもかかってこないAM 取締船ありあけ航海時
・三池沖から西の潮目に分布
・一本鋼管付近(N3259.543′E130゚20.111′)が最も多い
・そこから西側(県境方面)に断続的に分布
・N3302.356′以北には分布しない
・三池島付近にはない
・沿岸寄りの漁場を除く佐賀県海域のほぼ全域に拡大して、このような状況が17日頃まで続いた(県の調査)。
・島原半島沿岸北部(国見町沖から島原市沖まで)を目視観察・採集、ほぼ全域に渡って分布(5/8より規模は小さくなっている模様;県の調査)。 ・八代海では、芦北町沖で小規模な浮遊物(水中に)を観察した(県の調査)。
有明海南部海域では確認できず(県の調査)。
 5/13 PM〜5/14 AM 取締船ありあけ航海時(夜間)
・浮遊物は認められず



 5/14


AM 大和エビ刺し網漁業者から情報
・有区第34号で網に付着
AM〜PM タイラギ潜水調査
・表層には認められないが、水深2〜3m層に浮遊
・表層は河川水の流入で塩分低下
・底層のタイラギ移植施設(食害防止網)に付着
・中〜底層の透明度が高い








・島原半島沿岸をほぼ全域に渡って目視観察、調査(県)。








 5/15


・島原漁協 出漁(刺し網)
・長洲沖から諫早湾方向に濃密に分布しているのを確認(県)。
 5/17



・島原漁協 半数程度の漁船出漁
・熊本側有明海では粘質状浮遊物の分布はみられなくなり、その後の発生情報はない。
 5/19 AM 浅海定線調査
・全域で認められず
・沖神瀬の北側に、5cmの塊を確認(県)。1kmの範囲で分布。

 5/20
・この頃には全域でほぼ終息した。

 5/21



・八代海芦北町沖で小規模な浮遊物(水中に)を観察した(県)。
 5/24


AM 赤潮調査
・全域で認められず
PM ありあけ航海
・全域で認められず


・水俣市沖でかなり広域に分布する水中浮遊物を観察した。しかし、これは顕鏡の結果ノクチルカの死骸が水中に綿くず状に浮遊したものであった(県)。
 5/26
 
AM 大和エビ刺し網漁業者から情報
・17日以降網に付着しなくなった。



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