大型クラゲ(エチゼンクラゲ)が毎年のように日本沿岸に出現し、大きな被害を及ぼしましたが、特に有明海は大型クラゲの発生源水域と考えられている中国沿岸や黄海などと海洋環境が類似しており、かつ大型クラゲと近縁のビゼンクラゲやヒゼンクラゲ等がもともと生息していることから、大型クラゲが定着・繁殖するのではないかとの懸念が生じています。
そこで水産総合研究センター西海区水産研究所では、有明海における大型クラゲの定着・繁殖について実態を明らかにするために、福岡県水産海洋技術センター有明海研究所、佐賀県有明水産振興センター、長崎県総合水産試験場、熊本県水産研究センターと共同で、調査船調査により大型クラゲ幼生・幼若個体の採集を試みるとともに、有明海の環境状況について調査を実施しております。調査点・調査内容については下図のとおりです。
調査は平成20年(2008年)5〜8月の各月下旬に行いましたが、現在までに大型クラゲの成体および幼生・幼若個体は発見されませんでした。なお、調査時の水温、塩分、密度、クロロフィル、濁度の情報、ネットサンプルの分析結果は、各月の調査結果をご覧下さい。
・平成20年5月調査(第1回調査)結果概要(PDFファイル:413KB)
・平成20年6月調査(第2回調査)結果概要(PDFファイル:415KB)
・平成20年7月調査(第3回調査)結果概要(PDFファイル:480KB) up !
・平成20年8月調査(第4回調査)結果概要(PDFファイル:406KB) up !
・六角川におけるアンコウ網調査(PDFファイル:275KB)
・島原沖におけるアンコウ網調査(PDFファイル:481KB)
・その他の調査(PDFファイル:133KB) up !
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