平成13年度西海区水産研究所機関評価会議の概要



 
1 会議の日程と出席者
2 会議の概要
3 外部委員の主な意見と当所の対応方針
4 評価結果の反映方法(平成14年6月末現在)
5 平成13年度研究評価部会の開催状況












 
1 会議の日程と出席者
  開催日時:平成14年3月11日 13:30〜16:00
  開催場所:西海区水産研究所会議室
  出 席 者:
     外部評価委員
          槌本六朗(長崎大学水産学部長)
          小坂安廣(九州・山口ブロック水産試験場長会会長、長崎県総合水産試験場長)
          田川榮藏(長崎県漁業協同組合連合会専務理事)
          栗原隆治(長崎海洋気象台長)
          徳島 惇(長崎県水産部長;欠席)                                (敬称略)
     当所の出席者
           所  長            嶋津靖彦
          企画連絡室長       酒井保次
          東シナ海漁業資源部長  原 一郎
          東シナ海海洋環境部長  木谷浩三
          海区水産業研究部長   白石 學
          石垣支所長         佐藤良三
          国際海洋資源研究官   浅野謙治
          総務課長           染木俊博
          企画連絡科長        皆川 惠(事務局)
 
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2.会議の概要
議  題 概    要
T 所の運営に関すること (1)西海ブロックにおける連携・調整について 








(2)西海区水産研究所の施設整備について 

U 中期計画及びその成果に関すること 
(1)中期計画について 


(2)委託事業の実施状況について 




(3)研究課題の評価について 







(4)平成13年度研究成果について 











V 総合評価

 
@各部・支所の実施する研究課題と事業における連携に関連する事項に
 ついて、13年度の経過と14年度計画を説明した。
A行政対応特別研究「有明生物」など他省庁・大学・水産試験研究機関と
 の連携協力及び大学・県水産試験場等との9件の共同研究の実施状況
 について説明した。
Bブロックにおける資源評価調査等での調整事項、ホームページ、プレス
 リリース等の情報発信、各種会議における指導、助言等の実績につい
 て説明した。
C13年度に協定が締結された長崎大学との連携大学院において2専攻
 分野で6名の併任教員が発令されたことを報告した。

@平成13年度第2次補正予算36億500万円による当所庁舎の新築移
 転計画について紹介した。



@中期計画にもとづく13年度計画において、当所が実施した37研究課題
 の課題名と位置付けを説明した。
 
@我が国周辺水域資源調査等推進対策事業などの10委託事業及び交付
 金に基づく事業(1課題)の事業内容及び13年度経過と14年度計画につ
 いて説明した。


@13年度の各部、石垣支所の研究課題の内容及び研究評価部会におけ
 る評価結果を説明した。課題評価の結果は、
 計画を大きく上回って業務が進捗している課題数   2
 計画に対し業務が順調に進捗している課題数    31
 計画に対し業務が概ね順調に進捗している課題数  1
 計画に対し業務が遅れている課題数           0
 であった。

@学術的研究論文25編を含む当所の13年度研究業績の一覧について
 報告した。 
A各部及び石垣支所から提出された13年度研究成果情報候補の下記4
 課題について概要を説明した。
1.東シナ海とその周辺におけるマアジ産卵場の時空間分布と海洋環境の
  解明(東シナ海漁業資源部)。
2.有明海における長期の漁場環境モニタリング結果の図化(東シナ海海
  洋環境部)。
3.イセエビの幼生期初期から中期における分布生態(海区水産業研究
  部)。
4.東シナ海大陸棚における底層での栄養塩(リン酸塩、硝酸+亜硝酸)の
  再生(石垣支所)

外部委員からは、計画に対して当所の業務が順調に進捗しているとの総
合評価を受けています。
 

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3 外部委員の主な意見と当所の対応方針
 
 主な意見と当所の対応方針は下記の通りです。
 
外部評価委員の主な意見 当所の対応方針
 他機関等との連携について引き続き努力することを期待する。


 
 有明海問題の対応で有明4県水産試験研究機関等と連携して調査を行うとともに、情報の共有化を図っている。また、プロジェクト研究や共同研究で、養殖研究所など他の水産研究所や大学及び研究所内の研究部間の連携を図って研究を進めている。今後とも関係機関との連携の強化に努力したい。
 一般国民が研究所の仕事を理解しやすいような広報に心掛けてもらいたい。


 
 日ごろから西海水研ニュース、プレスリリース、有明海調査ニュースなどの当所ホームページへの掲載や所一般公開などを通じ、迅速でわかりやすい広報を心がけている。今後とも一般国民、漁業者、行政機関に理解しやすい広報について、所内の広報委員会等での議論を通じて努力したい。
 地域のニーズの把握や研究成果の地域への還元について一層の努力をお願いする。


 
 地域のニーズについて、有明海問題への一連の対応はニーズの把握の実例として明確に示すことができたものと思っている。東シナ海に関しては国際対応もあり、全ての研究成果を直ちに公開できるとは限らないが、水産庁の資源評価広報事業や資源評価体制確立推進事業などを通じて各県等へ説明して行きたい。

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4 評価結果の反映方法(平成14年6月末現在)
 
@独立行政法人化に伴って導入した会計システムの稼働が遅れ、決議書の作成に時間がかかるなど、所内の会
計事務の効率化の達成が順調でなかったことについて、今後システムを強化・改善する必要があることを指摘さ
れた。
すでにとられた措置 今後予定している措置
 本部へ問題点の改善を要望した結果、処理速度の改善が見られた。

 
 現時点では安定して稼働しているが、通信速度の向上等会計システムの改善については、センター本部と協力し対応することとしている。
 
A研究成果の達成状況(論文発表)が目標を下回ったことについて今後の改善の必要性が指摘された。
すでにとられた措置 今後予定している措置
 研究結果の積極的な公表を図るべく、督励しているところである。

 
 研究論文数については、特に本所での成果を上げるべく、15年度に新築移転を完了させ、ハード面からのバックアップを図る予定である。

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5 平成13年度研究評価部会の開催状況
   研究評価部会名 委 員 所   属 開催日
 東シナ海漁業資源部会

 
夏苅 豊
山本憲一

 
長崎大学水産学部教授
長崎県総合水産試験場
海洋資源科長
1428

 
 東シナ海海洋環境部 石坂丞二 長崎大学水産学部教授 14219
 海区水産業研究部
 
鬼頭 鈞
 
産大学校
生物生産学科教授
14220
 
 石垣支所
          
 
藤本 裕

 
沖縄県水産試験場
八重山支場長
 
1424

 

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