議 題 |
結果の概要 |
1.開会
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西海区水産研究所石垣支所長が開会を宣言。
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2.挨拶
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所長より挨拶のなかで最近の情勢等について説明。
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3.座長の選出
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座長に石垣支所長を選出。
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4.協議事項
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1)試験研究の実施状況に関すること
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部会構成機関から、実施中の調査・研究課題について概要説明がなされた。
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2)試験研究の成果に関すること
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研究成果情報の候補として鹿児島県水産技術開発センターから「サバヒー餌料化試験」、沖縄県水産試験場から「沖縄近海産アオダイの生物特性と資源評価」、八重山栽培漁業センターから「長期養成したタイマイの産卵とふ化」、石垣支所から「水産生物データの高速クロス集計プログラムの開発」と「幼生放流による造礁サンゴ類の加入促進」の合計5課題について説明があり、内容を点検した。「幼生放流」を除く4課題については、体裁を整えた上で、研究成果情報の候補として西海ブロック推進会議へ上げることとした。「幼生放流」については、公表が否のため参考資料とすることとした。
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3)試験研究のニーズと具体的な取り組みに関すること |
平成14年度研究ニーズについて、16年度対応状況等を説明した。(1)「マチ類の調査」については、マチ類が16年度から資源回復計画対象種になったことに伴い、資源評価調査の対象種となり、関係機関が分担してマチ類の調査研究に着手するとともに資源評価票を作成した、(2)「ソデイカの生態」については、16年度イカ類資源研究会議(H16.8.4)においてソデイカセッションを設け、成果発表・意見交換をするとともに、今後、日本海側の関係機関との連絡を密にすることとした、(3)「熱帯性魚介類の性成熟および熱帯性魚類の稚仔魚の栄養生理等」については、琉大を中心に農林水産技術会議の高度化事業に「性転換、性成熟誘導技術の導入による熱帯性ハタの増養殖」として応募したが、最終的に不採択となった(H16.4.21)。なお再応募を検討中であることが口頭で示された。15年度研究ニーズでは、養殖関係推進会議へ受け渡した「健康で病気に強い養殖魚」について、養殖研からの回答を説明した。16年度研究ニーズの「ヤイトハタに対するイリドウイルス感染症不活化ワクチンの開発」と「低細菌保有ワムシの生産技術開発」については、取り扱いを協議し養殖関係推進会議へ受け渡すこととした。
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4)その他必要と認められる事項に関すること
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1)マチ類の資源評価・資源回復計画に関する事項では、関係機関で分担している調査・研究の現状及び今後の計画について、説明・確認をした、2)亜熱帯域での増養殖・種苗放流に関する事項では、特定種の資源増大のための連携体制構築について意見交換を行い、今後は支所長を中心に連携体制構築の可能性を探ることとなった、3)国内外の関係機関との交流促進に関する事項では、石垣支所が今後交流を積極的に進め、実例を示すべく努力することとなった。
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