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議 題 |
結 果 の 概 要 |
・「水産研究・技術開発戦略」の達成状況に関すること ・研究課題の重点化及びその内容に関すること ・研究推進体制に関すること ・研究成果に関すること ・研究ニーズに関すること ・その他必要と認められる事項に関すること |
「水産研究・技術開発戦略」の達成状況については、水研センター本部で取り扱うこと及び水産庁委託補助事業に関する資料について本部へ提出することで各県の了承が得られた。 各県より提出された研究ニーズを受け、西海ブロックとしての連携・協力方針を協議した。 @水産資源分野 ・資源管理に関する研究ニーズは水産庁委託事業「我が国周辺水域資源調査」等で、更に連携・協力を強化することとした。 ・沿岸資源に関する研究ニーズについては、沿岸資源動向調査 の拡充の要望のあったことを全国推進会議で報告することとした。 ・ケンサキイカに関し研究集会を開催し、問題点の整理と今後の連携について検討することとした。 ・日韓共通資源に関する研究ニーズについては、2004年秋に開催される日韓海洋生物資源専門家小委員会に問題意識を反映させることとした。 A水産海洋分野 ・海洋観測の充実を図るために、観測態勢や定線見直しに関するアンケートを行い、リモートセンシング等、新観測技術に関する情報収集に努めることとした。 B水産増殖分野 ・有明海・八代海関連の研究ニーズについて、16年度「先端技術を活用した農林水産研究高度化事業」に二枚貝の斃死原因解明と生産回復に関する課題を応募するとともに、今後の対応を有明海・八代海特別検討会並びに同特別研究部会の中で、協議することとした。 ・栽培漁業に関する研究ニーズについて、16年度に魚介類研究会を開催し、より多くの機関が協力して研究に参加できる課題の絞り込みを行うこととした。 ・藻場の漁場環境について、「藻食性魚類による大型褐藻類に対する食害の実態把握に関する研究」に係る報告会等関連する会議への参加を関係県に呼びかけ、情報の収集・交換の促進に努めることとした。 ブロック内の問題について迅速に対応するため、当推進会議に特別検討会をおくこととし、その第一号として有明海・八代海を巡る諸問題に対処する「有明海・八代海特別検討会」を、さらにその下部組織として「有明海・八代海特別研究部会」を設置することとした。運営細目等の関連規程の改正、整備について原案が了承された。 提案された18研究成果情報素材を各部会において選別し、合計11素材を当該推進会議へ提出し、一部修正の上了承された。また、4素材は専門分野別推進会議へ提出することとし、3素材は参考資料とした。 各県より提出された14年度研究ニーズ67課題及び15年度新規提案12課題について、部会ごとに協議し、とりまとめられた今後の取り扱いが提案され、原案が承認された。14年度及び15年度を通じた分野別の研究ニーズは水産増養殖が34件、水産資源14件、水産海洋5件などであった。 推進会議について来年度より水産庁からの委託予算が見込まれなくなることから当該推進会議の位置づけ、取り上げる検討項目、必要性等について協議したところ、今後も引き続き開催していくことで一致した。会議の運営については、全国推進会議での論議を待って今後協議することとした。 |